Web集客を強化するために「そろそろSEO対策に本格的に取り組むべきか?」と検討しつつも、「自社にノウハウがない」「社内リソースが足りない」といった理由から、外部への委託(外注)を視野に入れているWeb担当者やマーケターの方は多いのではないでしょうか。
「SEO外注」と検索してこの記事にたどり着いた方は、おそらく「そもそもSEOは外注すべきなのか?自社(インハウス)でやるべきではないか?」「外注するとしたら、いくらかかって何をどこまでやってくれるのか?」といった疑問をお持ちのことでしょう。
本記事では、SEOコンサルティング歴18年、3,500社以上の支援実績を持つ株式会社Speeeが、「SEO外注とインハウスの比較」から、「外注のメリット・デメリット」「費用相場」に対するリアルな見解まで、プロの目線で徹底解説します。
さらに、近年急速に普及しているAI検索(AI Overviewsなど)時代において、外注先に求めるべき新たな基準や、外注を成功に導くための社内体制づくりについても触れていきます。自社のリソースと事業目標に照らし合わせ、最適な決断をするための参考にしてください。
1. SEO対策は「外注」すべき?「インハウス(内製)」すべき?
結論、 「最速で確実な事業成果(売上拡大やリード獲得)を求める」のであれば、実績ある専門会社への外注を強く推奨します。
一方で、「社内に専任のリソースが潤沢にあり、長期戦を覚悟でノウハウをゼロから蓄積したい」という場合は、インハウス(自社内製)という選択肢もあります。それぞれの特徴を比較表で整理しました。
| 比較項目 | SEO外注(専門会社へ依頼) | インハウス(自社内製) |
|---|---|---|
| 成果が出るまでのスピード | 速い (最短ルートの戦略を描ける) | 遅い (手探りでの検証が必要) |
| 専門性・最新トレンド対応 | 高い (AI検索等の最新知見がある) | 低い〜中 (情報のキャッチアップに限界がある) |
| 社内リソースの負担 | 少ない (ディレクション・承認業務が主) | 非常に大きい (戦略、執筆、分析すべて自社) |
| 金銭的コスト | コンサル費用・制作費用が発生 | 人件費のみ (※ただし見えない工数コスト大) |
| ノウハウの蓄積 | 伴走型コンサルなら蓄積可能 (丸投げは不可) | 属人的になりやすいが、社内に残る |
現在のSEOは「キーワードをタグに入れるだけ」「文字数を増やすだけ」といった単純なものではありません。Googleのアルゴリズムは高度化し、専門性(E-E-A-T)が強く求められるだけでなく、AI検索(AI Overviews等)への対応など、求められる領域は極めて多岐にわたります。
自社のみで行う場合、「最新のアルゴリズム変化の把握漏れによる誤った施策の実行」や「順位は上がったが売上に繋がらない」というリスクが高まるため、 プロフェッショナルの力を借りるのが最も確実な投資 と言えます。
▶ 関連: SEOとは?基本の仕組みから具体的なSEO対策手順までわかりやすく解説
2. 外注決断の前に!そもそも「SEOに外注してまで投資すべきか」見極める基準
前項で外注とインハウスの比較を解説しましたが、それ以前に「そもそも外注費用をかけてまでSEOに本格投資すべきか?」というマーケティング戦略上の根本的な判断が必要です。
SEO会社に相談する前に、自社内で以下の観点を整理しておくことで「外注して失敗した」という事態を防ぐことができます。
他チャネルとSEOの「伸びしろ」の比較
リスティング広告やSNS広告、メルマガなど、他の集客チャネルと比べてSEO(自然検索)に本当に伸びしろがあるのかを見極めます。「広告のCPAが高騰しているから」といった消去法ではなく、自社のターゲット層が検索エンジンを積極的に利用しているか(検索ボリュームの大きさ)や、競合の強さが重要です。
売上・CV母数増加へのインパクト
SEOで上位表示を獲得できたとして、事業の目標(KGI)にどれほどのインパクトをもたらすかを見積もります。「トラフィックは増えたが売上に繋がらない」という事態を避けるため、CV(お問い合わせや購買)に直結するキーワード群での伸びしろがあるかを確認します。
投資対効果(ROI)が見合うか
SEO外注には、後述する通り月額数十万円〜の費用がかかります。SEO経由で獲得した顧客のLTV(顧客生涯価値)や客単価を踏まえ、中長期的に見て「外注費用以上の利益を回収できるビジネスモデルかどうか」をシビアに判断しましょう。
これらを総合的に評価し、 「他チャネルと比較しても、SEOへの投資(外注)が事業のCV母数増加・売上拡大に最も効率的だ」と判断できたタイミング こそが、本格的に外注を検討すべきフェーズと言えます。
しかし、これらの「伸びしろ」や「投資対効果」を自社内だけで正確に見極めるのは非常に難易度が高いのも事実です。
「そもそも自社は今、SEOに投資すべきフェーズなのか?」「他チャネルとどちらを優先すべきか?」といった戦略検討の段階からでも、ぜひSpeeeにご相談ください。18年の知見をもとに、プロの目線でフラットに診断いたします。
3. SEO対策を外注するメリットとデメリット
外部パートナーを有効活用するために、外注のメリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。
SEO外注のメリット
- 最新かつ高度な専門知見の獲得(AEO対応など)
常に最新のアルゴリズムやトレンドを研究しているプロのノウハウを自社に注入できます。特に近年はAI回答エンジン最適化(AEO)の知見が不可欠であり、これらを自社だけで網羅するのは至難の業です。 - 社内リソースの最適化
施策の立案や分析といった工数のかかる業務を切り出すことで、社内担当者は事業戦略や意思決定に集中できます。 - 第三者視点での課題発見
社内では気付きにくいサイトの根本的な欠陥や、ユーザー目線でのUI/UXの課題を客観的に指摘してもらえます。
SEO外注のデメリットと回避策
- 相応のコストがかかる
プロの支援には投資が必要です。そのため、「投資対効果(ROI)に見合う事業成果が本当に期待できるか」「その成果が得られる根拠や実現可能性は十分か」を事前によく見極める必要があります。提案段階で、単なる順位アップではなく、事業目標の達成に向けた道筋をロジカルに提示できるパートナーを選ぶことが、失敗を回避する鍵となります。 - ノウハウが社内に蓄積しづらい(属人化の)リスク
業者にすべてを「丸投げ」にしてしまうと、契約終了後に組織としてノウハウが残りづらくなります。もちろん、優良なパートナーであれば、担当者は効率的に学習でき、他社の成功事例などの知見を得ることは可能です。しかし、その担当者が異動や退職をした際にノウハウが消滅してしまうリスクがあります。これを回避するためには、施策の根拠を言語化してくれる「伴走型」のパートナーを選ぶとともに、業者にも協力してもらいながら「チーム内での定期的な情報共有」や「レポートの資産としての蓄積」を行い、組織全体へノウハウを浸透させていく意識を持つことが重要です。
4. SEO外注の支援形態4タイプと主な業務内容
一口に「SEO外注」と言っても、SEO会社には得意領域によって大きく 4つのタイプ が存在し、支援内容は様々です。
自社のリソース状況(何が足りないのか)に合わせて、適切なタイプを選ぶ必要があります。

① コンサルティング型
自社の事業課題から逆算し、KGI/KPIの設計、戦略立案、サイトの内部・外部課題の抽出から、テクニカルな実装支援(エンジニアへの要件定義等)、効果検証までをトータルで伴走支援します。「何から始めればいいかわからない」「確実に事業成果に直結させたい」企業向けです。
② 運用代行型(記事制作会社)
検索意図を満たすSEOに強い記事の構成案作成から、執筆、推敲など、コンテンツ制作の実務を代行します。「全体の戦略は自社にあるが、記事を書く人手が足りない」企業向けです。
③ ツール型
自社開発のSEO分析ツールや順位計測ツールを提供し、その活用をサポートします。基本的な戦略立案や施策の実行は自社で行う必要があります。「インハウスで実行する体制はあり、データ分析などの業務を効率化したい」企業向けです。
④ 広告代理店型
SEO対策だけでなく、リスティング広告やSNS広告など、Webマーケティング全般を総合的に支援します。「Web集客全体の予算配分から運用まで、窓口を一つにまとめて任せたい」企業向けです。
5. SEO外注の費用・料金相場(タイプ別)
SEO外注を検討する際、最も気になるのが「費用」でしょう。
依頼するタイプやサイト規模によって異なりますが、一般的な相場観は以下の通りです。
| 会社タイプ | 費用相場(目安) | 課金形態 | 備考 |
|---|---|---|---|
| コンサルティング型 | 月額 40万円 ~ 100万円以上 | 月額固定 | サイト規模(ページ数)や競合の強さ、データ分析の深さ、伴走範囲によって変動。 |
| 運用代行型 | 1記事 3万円 ~ 10万円以上 | スポット / 月額 | E-E-A-Tが求められる専門領域(医療、金融など)は高単価になる傾向。 |
| ツール型 | 月額 5万円 ~ 30万円 | 月額固定 | 利用できる機能やアカウント数で変動。戦略設計や施策実行は自社で行う前提。 |
| 広告代理店型 | 広告費の数十%+α | 月額固定など | 広告運用の手数料とセットになることが多い。SEO特化の専門性は要確認。 |
【注意点】安すぎるサービスには裏がある事も
「月額数万円で必ず上位表示させます」といった極端に安価なサービスには注意が必要です。被リンクの購入などガイドライン違反(ブラックハットSEO)によるペナルティリスクや、実質的にレポートが送られてくるだけで成果創出のための動きが見受けられなかったという話を聞く事もあります。SEOの外注は一度失敗してしまうと社内で不信感が生まれ次の予算が中々承認されないというご相談もよくあります。SEOは「コスト」ではなく、事業を伸ばすための「投資」として捉え、多少高くても信頼できる外注先を選定することが重要です。
6. SEO外注を成功に導くための「社内体制」の作り方
どんなに優秀なSEO会社に外注しても、「あとは全部お任せ(丸投げ)」では最大の成果は引き出せません。
SEOを成功させるには、発注側である社内の体制づくりも不可欠です。
プロジェクトオーナーの設置
SEO会社からの提案を社内で検討し、意思決定を下す責任者が必要です。
開発部門・外部制作会社・営業部門との連携
サイト改修には社内エンジニアや外部のWeb制作会社との連携が、コンテンツ制作には営業部門が持つ顧客の「生の声(一次情報)」が不可欠です。社内外の調整をスムーズに行える体制を整えましょう。なお、コンサルティング型のSEO会社であればプロジェクトのディレクションも重視しているため、こうした関係各所との連携のスムーズ化や、専門的な要件定義などの一部代行まで支援してくれます。
経営層との目線合わせ
SEOは成果が出るまでに中長期的な時間(半年〜1年程度)を要します。
あらかじめ経営層と時間軸の合意形成を行っておくことが重要です。
コンサル型であれば、各部門との連携サポートや、開発部門・外部制作会社のディレクションも依頼できるケースもあり、プロジェクトオーナーの負担を軽減する事が可能です。

7. 失敗しないSEO会社の選び方とは?
自社にとってのSEOの費用対効果や、外注すべきかどうかの判断がつき、費用相場や社内体制のイメージが湧いたら、次はいよいよ「どの会社に依頼するか」の選定です。
先ほど「4. SEO外注の支援形態」で解説した通り、SEO会社には「コンサルティング型」「運用代行型」「ツール型」「広告代理店型」の4つのタイプが存在します。自社の課題(戦略がないのか、人手がないのか等)によって、選ぶべきタイプは大きく変わります。
各タイプの特徴や向いている企業、そして「提案段階でプロが見極める5つの判断軸」については、以下の記事で詳細に解説しています。具体的な会社選びのフェーズに入った方は、必ずこちらをご一読ください。

失敗しないSEO会社の選び方|5つの判断軸と4つのタイプ
SEO会社の4つのタイプとそれぞれの向き不向き、選定で見るべき5つの判断軸、そしてよくある失敗パターンを具体的に解説します。
8. 事業成長を加速させるSEOパートナーをお探しなら、Speeeにご相談ください
ここまでSEO対策は外注すべきか?外注するといってもどのような方法(業者タイプ)や費用感かを見てきましたが、SEO外注は、単なる「順位を上げるための作業代行」ではなく、事業のKGI達成に向けた「戦略的パートナー」を選定する重要な経営判断だと弊社は考えています。
株式会社Speeeは、創業時より約18年にわたり、業界・規模を問わず約3,500社以上のSEO支援を行ってきました。 前述の4タイプで言えば、事業目標起点の戦略設計と伴走型ディレクションに強みを持つ 「コンサルティング型」に該当します。
私たちの強みは以下の3点です。
SpeeeのSEOコンサルティングの3つの強み
1、圧倒的な成果コミット力
大手ECサイトからBtoBサービスまで、数多くの「売上拡大」「リード数増加」を実現した事例と実績があります。18年・約3,500社の経験から培われたSEOコンサルティングの知見はございますが、知見があるだけでは成果に繋がりません。お客様の業界構造や顧客・競合環境、社内リソース・制約など状況に合わせて目標・戦略をプランニングし、成果創出のための実行のサポートまで徹底的に寄り添って行う事で成果創出を実現します。そのために、国内最大級の支援体制(人材・組織)を保有しています。
▶ 関連: SpeeeのSEO対策の成功事例7選と実績まとめを見る
▶ 関連: Speeeの支援内容・支援体制について
2、組織全体へのノウハウ蓄積・浸透支援
担当者個人の学習にとどまらず、チーム内での情報共有やレポートの資産化など、組織に「SEOを超えた考え方」を定着させるための風土醸成まで支援します。SEOの取組に対して社内理解が深まる事でSEOプロジェクトのみならずマーケティング施策全般の社内サポートを受けやすくなったり、SEOの取組から見えた知見による事業成長の加速を促す事も可能です。
3、AI検索時代を切り拓くAEOコンサルティングのノウハウも保有
あらゆる消費行動がAI経由に置き換わる時代において、AEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化、AI検索最適化、LLMO)の必要性が高まっています。Speeeは、社内に専門研究機関である「AIリサーチ&イノベーションセンター」を保有しており、複雑なAIの推奨ロジックに対して独自技術(特許出願中)を用い指標を開発し、AI時代の検索プロセスのボトルネックを科学的に特定するアプローチを取るなど、未来の検索市場を見据えた本質的なAEOコンサルティングも提供可能です。現時点での重要チャネルであるSEOだけではなく、AEOも見据えたパートナーとしてご活用いただけます。
「そもそもSEOは外注すべきか?」「どういった戦略から始めるべきか」「SEOだけではなくAI検索対策(AEO)も取り組むべきか」などお悩みの方はぜひ一度Speeeにご相談ください。貴社の状況をフラットに伺い、最適な方向性をご提案いたします。
著者・監修者情報
監修: 藤井 慧里(ふじい えり)
マーケティングインテリジェンス事業本部 セールスアンドマーケティング部部長
AIリサーチ&イノベーションセンター AEOサービス推進責任者
飲食業界の企画・コンサルティング職を経て2014年、Speeeに中途入社。
デジタルマーケティング領域のエキスパートとしてエンタープライズを中心とした多くのクライアントのマーケティングを支援する。
その後、コンサルタント組織におけるサービス品質管理責任者としてサービス変革や採用、育成にも従事。
2020年よりマーケティング部を率い、自社のマーケティングDX/セールスイネーブルメントを推進。2025年5月よりAEOサービス本部を立ち上げ、AIリサーチ&イノベーションセンター AEOサービス推進責任者としてもサービス開発および発信を行う。








