SESSION 01
記事を編集しにくいという制約があった
Speeeとお取り組みを始める前の課題は何でしたか?
森本様:当時(SEO対策を考え始める前)は、SEO対策をするどころではないくらいサイトの規模が小さかったのですが、特定のリファラーへの依存度が高く、影響を受けやすいという状況は、あまり良くないな、と思ってはいました。
そこで他社さんの話をいろいろヒアリングをしていると、結構検索流入があるっていうんですよね。そこが伸びしろなんじゃないかなと、考えるようになりました。

お取り組みを開始してからの印象や効果はいかがですか?
森本様:取り組みで追っているKPI(※外部メディアへの配信を加味しない、自然検索により獲得できた流入指標)が、取組み開始より4倍以上に改善していますね。
御社は「こうあるべき」というものの押し付けではなく、状況に合った形のものを提供してくれているので、素晴らしいなと感じています。
お取り組みを進めていく上で、何が制約だったのでしょうか?
森本様:ニュースという特性上、記事の中身をいじることが難しいという点があります。
そのような状況で、ご提示いただいたSEO施策が実装できない場合、優先順位や効果などを弊社に合った形で改めて整理していただいていました。
少し話はそれますが、お会いする方全員、そのような素晴らしい対応をしてくださるので、御社の人材育成が素晴らしいという話を、当時の編集長ともしていましたよ。
インタビュアー:ありがとうございます。恐縮です。
SESSION 02
やみくもに記事を書く運用からの脱却
お取り組みを通じて考え方が変わった点などはございますか?
森本様:サービスとしては、ユーザーさんに「自分にぴったりの部屋」を見つけて実現してもらうことを目指しています。
他のユーザーさんが投稿した部屋の実例写真を見ることで気に入った部屋のイメージを見つけ、その上でそれを実現するために必要な商品を購入する、という体験をしてもらえればと思っています。
より多くのユーザーさんに住生活を変えていってもらうためには、まだまだサービス全体の規模を大きくしていく必要があります。
そのためには、オーガニックの検索流入からより多くのユーザーさんに来てもらえるようにすることが、下支え以上の意味で非常に大事だと捉えています。
インタビュアー:ありがとうございます。
いつかはSEOの取り組みを内製化するために、SEOの「手法」を取り入れようとしてくださるお客様は多くいらっしゃるのですが、弊社の「考え方」自体を取り入れていただいているのは実は珍しく、ありがたいです。

今後の展望を教えてください
森本様:ナンバーワンのPV数を獲れるメディアになる、というところを目標にしています。
昔は、新聞社の発行部数に週刊誌が勝つことは非常に難しかったのですが、Webメディアでは、そういった垣根がなくなってきていると感じます。
自然検索の流入もまだ伸びしろがあり、ぜひ御社にご協力いただきたいと思っています。
インタビュアー:ありがとうございます。
引き続き「読まれる記事」における再現性の追求を、ご一緒させていただければと思います。
本日はありがとうございました。

2021年1月のインタビュー本文中に記載の企業名・役職・掲載情報等はインタビュー当時のものです。





